摂津市正雀の耳鼻咽喉科「正雀耳鼻咽喉科クリニック」


【大阪府摂津市】耳鼻咽喉科・小児耳鼻科・アレルギー科 
正雀耳鼻咽喉科クリニック 院長:古川昌吾 先生 


医療カルチャー発信メディア「エムアンド」が、特集タイトルに「医療とヒト」を掲げている理由は、ここに掲載しているテキストから、取材させていただく先生方のお人柄が少しでも読者に伝わり、患者さんがクリニックに来院するきっかけになればうれしいなという思いからであるが、結論から書くと今回の取材は、古川先生の人間性が如実に伺える、非常に魅力的なインタビューになったと実感している。

大阪府摂津市、阪急京都線「正雀駅」から徒歩5分程度の場所で、2025年9月に新規開業した、正雀耳鼻咽喉科クリニック。院長の古川先生がこのクリニックを開業するまで、意外にも周辺には耳鼻咽喉科のクリニックがなかったという。地域の方々からすると待望であり、そしてその需要に対して耳鼻咽喉科診療を供給する古川先生のバランス感覚は、お見事だ。

中耳炎や難聴、扁桃炎や咽頭炎などの一般耳鼻科診療はもちろんのこと、鼻血などお子さま特有のトラブルに対処する小児耳鼻科、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎に対する日帰り手術に、4大アレルギー疾患への対応と、耳・鼻・のどのトラブル全般を幅広く診療する、正雀耳鼻咽喉科クリニック。

院長の古川先生は、非常に論理的かつ客観的思考の持ち主でありながら、どこか人懐っこく愛くるしさも見え隠れするキャラクターが印象的。工学部から医学部を再受験し医師を目指した理由や、自分自身の適正を客観視するセンス、そして、患者さんのQOLを最優先に考える診療理念についてなど、詳しく話を聞いてきた。




数字や物理法則が好きで、「ロジカルすぎる」と言われた過去

真の効率化は「人の気持ちに配慮する」ということ


ーー大阪大学工学部をご卒業後に、滋賀医科大学医学部を再受験して医師を目指されたのはどうしてだったのですか。


古川先生:高校生の当時は、将来についてそこまでじっくり考えているわけではなかったですし、幼い頃から明確に「医者になるぞ」という感じでは、正直ありませんでした。私は物理が得意でしたので、工学部に進学して開発職や研究職の道に進むのがいいのかなと、漠然と考えていたのですが、いざ工学部卒業後の進路を決めるとなったときに、本当にそれが良い選択なのかとすごく悩みました。話は少し変わりますが、中高生のとき、あるオンラインゲームにのめり込んで、1日8時間ぐらいプレイしていたのですが、ゲームの中で自分のキャラクターを作るとき、攻撃する人、守る人、いろんな役割がある中で、私は常に「回復系」のキャラクターだったんです。仲間の傷を回復させたり、攻撃する人をサポートするのが好きでした。工学部時代も、実験そのものよりも、実験結果を円滑に処理するシステムを作ったり、みんなが実験しやすい環境を作る方が好きだったんですよね。そこで自分には、患者さんの病気の治療やサポートをする医師という職業が、実は向いているかもしれないと思い、医学部を再受験し医師を目指すことを決めました。

ーーゲームを通じて自身のキャラクターが浮き彫りになったと。それが「回復系」だったことは、古川先生の中では意外なことではなかったですか。

古川先生:そうですね、全く意外ではなかったですし、どちらかというと、自分が前に出るよりも、前に出る人を見ている方が好きかなぁ。自分1人でできることには限界があるけれど、例えばチームの誰かをサポートして、その人のパフォーマンスが上がれば、全体としては効率的だと考えるタイプです。

ーー主観的に動くというよりは、客観的に全体最適を図るタイプなのですね。

古川先生:そうですね、いろんな出来事を客観視するタイプだと思いますし、それができる人材になった方が市場価値が高いというか、需要がありそうだと常々考えていますので、そうなれるように意識はしています。感情的になるよりも、数字や物理法則の方が好きです。ただ、「ロジカルすぎる」と言われることもありましたけどね。過去には効率を求めすぎて人の気持ちに配慮しなかったり、でも、人の気持ちに配慮をしないといろんな歪みが生じて、逆に効率が落ちるということも経験し(笑)。だから真の効率化は「人の気持ちに配慮する」ということ。診察をする際にもそれを常に心掛けています。

需要に対して供給が全く足りていないのが、耳鼻咽喉科の医師

患者さんの「向こう50年の生活の質」を上げるということに、私は価値を感じています


ーー古川先生が耳鼻咽喉科の道に進まれたのは、自然な流れでしたか。


古川先生:いえ、それがそうでもなく、大事な選択になるのですごく迷いました。私は、全科を診て経験が積める救急科が好きでしたし、手技が多く、いろんな診療科の先生をサポートできる麻酔科も楽しかったんです。あと、父が耳鼻科医ということもあり、その3科で迷いました。共通しているのは、3科とも需要に対して供給が全く足りていない、つまり医師が不足しているという点でした。

ーー耳鼻咽喉科を選んだ決め手は?

古川先生:この3科の中で自分の能力が一番生きるのは、耳鼻咽喉科だと思ったんですよね。それはなぜかというと、私は内視鏡の扱いが得意だったからなんです。後から聞いた話なのですが、ゲームをしている人は内視鏡の操作に向いているそうで、それは論文でも発表されているのですが、私は3歳からゲームをしていますからね(笑)。モニターに映る映像と手元のコントローラーの操作をリンクさせる、それってゲームに求められる能力と同じなんですよね。

ーーただ、内視鏡を扱う診療科は他にもありますよね。

古川先生:はい、例えば消化器外科などでがん治療をしたり、生死に関わる診療科で内視鏡を扱うケースももちろんあります。一方で耳鼻咽喉科は、患者さんのQOLを上げるという意味合いが強い診療科だと考えていて、患者さんがどうやってより良く生きていくかということに、私としては取り組んでいきたかったんです。生死には関わらないかもしれないけれど、例えばアレルギー性鼻炎を解消してあげて、患者さんの「向こう50年の生活の質」を上げるということに、私は価値を感じています。また耳鼻咽喉科では、顕微鏡下手術や内視鏡手術、そして皆さんが想像する通りのいわゆる「メス」を使って切り開いていく手術もしますから、手術の種類の多彩さにも魅力を感じました。

快適に過ごしていただける時間を少しでも長くしたい

お子さまの成長過程に応じた診療で、将来的な後遺症を防ぐ


ーー小児耳鼻科を標榜されていますが、それだけ罹られるお子さまが多いということでしょうか。


古川先生:そうですね、小児科の次に小児患者さんが多いのではないかというぐらい、耳鼻咽喉科には多くの小児患者さんがいらっしゃいますからね。それに、寿命が長い人のQOLを上げた方がより効果が高いという考えもあり、できるだけ早い段階から、鼻詰まりなどを解消してあげて、快適に過ごしていただける時間を少しでも長くしたいという思いが強いです。また、お子さまの成長過程に応じた診療で、将来的な後遺症を防ぐということも重要視しています。

ーー日帰り手術を受けられる患者さんも、若年層が多いでしょうか。

古川先生:そうですね、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎に対する日帰り手術は特に、若い患者さんも多いです。入院して手術をするというのは、患者さんの人生の時間がもったいないですし、若い人は仕事や子育てもあり、入院に対するハードルが高いですから、日帰りで手術が可能なら受けてみようかなと思ってもらえるとうれしいですね。

ーーアレルギー疾患に関しては、いわゆる4大アレルギー疾患にも対応されていますね。

古川先生:アレルギー性鼻炎のみならず、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息も合わせて、ご相談いただければと思っています。というのも、このうちのどれかというよりは、どれもが関係し合っていることの方が多いですし、耳鼻科だからといって鼻だけ診ていると、患者さんからしたら他のアレルギー症状は他院で受診しないといけなくなり、それは大変だと思いますので、私が診られる範囲のことは診療していきたいと思っています。

鼻のことはまず、耳鼻科の医者に診させてほしい

鼻の中をしっかりと見ないと最適な治療は提案できない


ーーアレルギー性鼻炎に対する治療の選択肢が豊富な点が印象的です。


古川先生:アレルギー性鼻炎(花粉症)は、国民病といわれるほどよくある病気ですが、全ての患者さんが耳鼻科を受診されているわけではなく、他の科を受診したり、市販薬で済まされる方も多いと思います。しかし、やはり鼻のことはまず耳鼻科の医者に診させてほしいというのが、私の本音です。手術やレーザー治療、免疫療法など、治療の選択肢が実はすごく多いのですが、まだまだ認知度が低いというのが現状です。アレルギー性鼻炎は有病率が高い分、国としても経済的な損失が大きく、また患者さんの仕事の質や生活の質を落とす要因となります。そこで、市販薬による対症療法以外にも、治療の選択肢が多くあるということをきちんと提案して、患者さんに合った方法を選択してもらえるようになってほしいんです。

ーー耳鼻科医ならではの診察の視点というのは、どういったところですか。

古川先生:アレルギー症状だと思っていたら、実は鼻がものすごく曲がっていて、それが鼻詰まりの原因だったという方も多くいらっしゃいます。鼻の形状に問題がある人に、いくら薬を処方しても当然良くはならないですから、その辺りをきちんと評価できるのが耳鼻科医だという自負があります。形に問題がある場合、鼻の通りを良くするには、鼻中隔矯正の手術をするしかないですからね。鼻症状である以上は、鼻の中をしっかりと見ないと最適な治療は提案できないと思っています。

ーー睡眠時無呼吸症候群に対する治療も積極的に行なっていらっしゃいますね。

古川先生:息をするときの空気の通り道は「鼻」と「喉」ですので、睡眠時無呼吸症候群も本来は耳鼻咽喉科が診るべき病気ではないかと、私は考えています。いびきの原因が、鼻が狭いのか、喉が狭いのか、それとも体型が太っていて気道が塞がっているのか・・・原因をきちんと評価することがまず重要です。睡眠時無呼吸症候群から生活習慣病につながると、QOLも下がりますし、例えばそれを放置して血圧が高くなると心筋梗塞のリスクも上がりますから、いびきのケアはきちんとした方がいいということも周知していきたいです。鼻が原因であれば当クリニックで手術が可能ですし、内科的な問題があれば内科医をご紹介します。また、口腔内の形の問題であれば歯科医院でマウスピースを作ってもらうなど、鼻や喉、口腔内の形状を見た上で評価し、適材適所に振り分けをするというのは、我々、耳鼻科医が最も得意とするところです。

需要と供給を考えることは、ものすごく大事

独りよがりでやりたいことをやるというよりも、需要があるところを満たしていきたい


ーー「効率的」、そして「需要と供給」。今回のお話で幾度となく登場したこれらのキーワードから、先生のキャラクターが如実に伺える取材となりました。


古川先生:需要と供給を考えることは、ものすごく大事ですからね。阪急京都線沿線で耳鼻咽喉科のクリニックがなかったのは、大山崎と正雀だけだったんです。当クリニックがある正雀エリアは、世帯数も多いですし、国立循環器病研究センターがあり、メディカルエリアとして認知されている「JR岸辺駅」周辺エリアからも近い。にも関わらず、耳鼻咽喉科クリニックがないという時点で、需要はありそうで、お困りの患者さんも多くいらっしゃるのではないかと思い、この地で開業しました。自分の独りよがりでやりたいことをやるというよりも、需要があるところを満たしていきたいなという気持ちが強いので、こちらの地域のみなさんに喜んでもらえるような医療をこれからも供給していきたいなと思っています。

正雀耳鼻咽喉科クリニック

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プロフィール

古川 昌吾(ふるかわしょうご)

出身大学

大阪大学
滋賀医科大学

勤務歴

京都市立病院
済生会中津病院
済生会吹田病院
大阪医科薬科大学
大阪鉄道病院 など

私のハマりもの

ゴルフにハマっています。スポーツとしても好きなのですが、一緒にコースを回る人とのコミュニケーションの場としても、非常に貴重です。医大でゴルフ部に入って以来なので、プレー歴は15年ぐらいでしょうか。ゴルフは、老若男女関係なく楽しめるところがいいですね。例えばバスケットボールだと、小学校低学年の女の子が、成人男性と試合をしても勝てないと思いますが、ゴルフだと、性別も、年齢も、体格差も関係なく、フェアですからね。あとは、その日のメンタルの状態であったり、コースの地形や天候によっても、結果が一定ではないところが難しいし、だからこそ飽きないです。蒸し暑くてしんどかったり、紅葉がきれいだったり、季節を感じながらできるところもすごくいいですね。

クリニック情報

名称正雀耳鼻咽喉科クリニック
診療科目耳鼻咽喉科・小児耳鼻科・アレルギー科
所在地 〒566-0024 大阪府摂津市正雀本町1丁目1-26
電話番号06-6836-7387
診療時間 <月曜・木曜>
10:00~13:00
14:00~17:00(予約制)
17:00~20:00

<水曜>
10:00~13:00
14:00~17:00

<金曜>
10:00~13:00(予約制)
14:00~17:00(予約制)
17:00~20:00

<土曜>
10:00~13:00
休診日 火曜・日曜・祝日
URL・オフィシャルサイト
https://shojaku-jibika.com/
・インスタグラム
https://www.instagram.com/shojaku.ent.clinic/

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