堺市の美容皮膚科「ななほしクリニック」

(取材日:2025年8月21日)

【大阪府堺市】美容皮膚科 
ななほしクリニック 院長:久米川 真治 先生 


大阪府堺市、南海高野線「初芝駅」前のクリニックモール「メディカルスクエア初芝駅前」2階で、2025年4月に開院した、ななほしクリニック。医療カルチャー発信メディア「エムアンド」ではこれまで、院長の久米川真治先生が担当する形成外科診療についてと、副院長の久米川 綾先生が担当する婦人科診療に関するインタビュー取材記事を掲載してきた。

形成外科、皮膚科、婦人科、美容皮膚科を標榜し、ご夫婦であるお2人の専門性をクロスオーバーさせながら、密な連携で精度の高い医療を提供しているクリニックである。

インタビュー記事の第3弾となる今回は、院長の久米川真治先生が担当する美容皮膚科診療にフォーカス。初めて美容医療を受けられる方への思いや、婦人科疾患に関連して起こる皮膚トラブルへの対応などについて、話を伺った。



初心者の方が安心して美容医療を受けられるように

患者さんが迷ったり困ったりしないよう、美容メニューをシンプル化しています


ーー美容皮膚科診療において、取り扱う美容機器の選定時に、こだわったポイントはありますか。


真治先生:レーザーなどの取扱い機器の種類が多すぎて、料金表を見ても、どんな症状にどんな治療が合うのか、患者さんにとってわかりずらく、迷ったりお困りになるということを避けたかったので、シミのお悩みならこの機器で治療する、赤ら顔ならこれ、というふうにメニューをシンプル化するということを、まず第一に考えて、美容機器を選定していきました。美容医療を初めて受けられる患者さんや、シミが気になるけど何をしたらいいかわからないというご高齢の方にも、安心して治療を受けていただけるようなメニュー作りを意識しています。

ーー一般皮膚科の保険診療で補いきれない部分を、自費診療でカバーするというスタンスでしょうか。

真治先生:そうですね、美容機器の名前をすでにご存知で、受けたい治療をピンポイントで検索されるような、美容医療に慣れた方向けというよりも、例えるなら美容室の、髪を健康に保つためのトリートメントメニューの皮膚版だと思って気軽に利用してもらえるぐらい、美容医療に対するハードルを下げるというのが、当院の美容皮膚科のコンセプトです。

婦人科との連携を生かした皮膚診療

出産時期や更年期障害など、ホルモンバランスが崩れるタイミングで急増するシミやそばかすに対応


ーー美容皮膚科の診療に関しては完全予約制とのことですが、ご利用される患者さんはどういった年代の方が多いでしょうか。


真治先生:特に40代から60代の患者さんに多くご利用いただいています。シミやそばかす、赤ら顔のお悩みに関するご相談が中心です。基本的には保険治療ですが、内容的に限界がありますから、選択肢の1つとして自費診療も提案はさせていただいています。

ーー受診のきっかけは婦人科で、そこから美容皮膚科に罹るというケースも多そうですね。

真治先生:そうですね、特にシミやそばかすは、出産時期や更年期障害など、ホルモンバランスが崩れるタイミングで急に増えるという方も多いのですが、副院長が婦人科診療を行いますので、横の連携を強めながらお肌の診療にあたれるというのは、当クリニックの強みです。

ーー婦人科疾患に関連して起こる皮膚トラブルには、他にどういったものがありますか。

真治先生:デリケートゾーンに関するお悩みは多いですね。皮膚のかゆみや痛みなどは皮膚科診療で、また粉瘤などの出来物の場合は、形成外科診療で対応が可能です。その他には、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)といって、帝王切開、子宮筋腫、卵巣嚢腫などの婦人科手術の後が、盛り上がった赤みのある傷となり、かゆみや痛みを伴うことがありますので、そういった傷を綺麗に治すということも、私の方で対応しています。

クリニックのレーザー機器や化粧品などは、全て自身でも使用

自身の使用体験から患者さんに説明できた方が患者さんにとってわかりやすい


ーー真治先生はクリニックのインスタグラムにもよくご登場されていますが、そこで自らおでこに注射を打ったりと、美容治療を実践されていますよね。 美容に関してご自身で意識されていることはありますか。


真治先生:私自身がそこまで美容意識が高いというわけでは正直ないですが、当クリニックで取り扱っているレーザー機器や化粧品などは、全て使用しています。実験台じゃないですけど(笑)、これを使ってこうなってますという自身の体験から説明ができた方が、患者さんからしてもわかりやすいと思いますからね。

ーー最近は、美容意識の高いメンズも多いのでは?

真治先生:そうですね、ニキビを治したいという男子中学生がすごく多かったりします。男性患者さんのご来院は、私としては大歓迎なのですが、できれば2、3ヶ月に1回でもいいので、定期的に通っていただける方の方が、効果を実感していただきやすいと思います。脱毛メニューも、メンズはお顔と腋窩部(えきかぶ:脇の下)に対応していますので、お気軽にご相談いただきたいですね。

お肌の見た目の改善だけではなく、コンプレックスも解消

患者さんのペースで美容皮膚科診療を受けてもらいたい


ーーそれでは最後に、これから美容皮膚科診療を受けてみようかなという方に、メッセージをお願いします。


真治先生:美容皮膚科診療は、初めて受ける最初の入り口の部分で、ハードルが高いと感じられる方が多いと思うので、それをできるだけ低くして、「美容医療ってこんなことができるんだ」っていうことを、まずは知ってもらうところから、ゆっくり初めていただきたいですね。例えば化粧水から使い始めてもらって、それで良いなと思っていただけたら、より美しさを保つためのレーザー治療を試していただいたり、そこは患者さんのペースで美容皮膚科診療を受けていただけたらと思います。それに美容皮膚診療は、お肌の見た目の改善だけではなく、コンプレックスを解消することによる、心のモヤモヤの解消にもつながりますよね。お肌の見た目の問題を、周りに相談できる人がいないという方もいらっしゃると思うので、そういった方からのご相談に親身になってお応えしていく場所にしていきたいと思います。


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プロフィール

久米川 真治(くめがわしんじ)

経歴

2015年3月 和歌山県立医科大学医学部 卒業
2015年4月 和歌山県立医科大学付属病院
2017年4月 和歌山県立医科大学形成外科 学内助教
2022年7月 和歌山県立医科大学形成外科 助教
2023年3月 医学博士 取得

資格

日本形成外科学会専門医
臨床研修指導医(厚生労働省)
医学博士リンパ浮腫保険診療医
弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター

所属学会

日本形成外科学会
日本フットケア・足病医学会
日本リンパ浮腫治療学会
日本リンパ浮腫学会
日本美容皮膚科学会

私のハマりもの

昆虫にハマっていて、カブトムシなどを子どもと一緒に繁殖させています。3~4年前は600匹ほどいたんですけど、今は100~150匹ぐらいかなぁ。他にはカマキリも育てています。ただ、カマキリは交尾が難しくて卵を産ませるのがなかなかうまくいかないんですよね。カブトムシとクワガタは平行して育ていて、今年もカブトムシのオスとクワガタのオスメスを公園で捕まえてきました。クワガタも増やそうと繁殖を試みるのですが、カブトムシと比べるとちょっと体が弱くて、すぐに死んでしまうんですよね。死んだ昆虫たちは剥製にもしています。ヘラクレスオオカブトも剥製にしているんですよ。


クリニック情報



名称ななほしクリニック
診療科目形成外科・皮膚科・婦人科・美容皮膚科
所在地 〒599-8114 大阪府堺市東区日置荘西町4-35-10 メディカルスクエア初芝駅前203
電話番号072-288-6170
診療時間 ◾️形成外科・皮膚科【予約優先】
9:00~12:00
13:00~16:00(手術のみ)
16:00~19:00(水曜・土曜は除く)

◾️婦人科【完全予約制】
9:30~13:30(火曜・木曜)

◾️美容皮膚科【完全予約制】
9:00~12:00
13:00~16:00
16:00~19:00(水曜・土曜は除く)
休診日 日曜・祝日
URL・オフィシャルサイト
https://nanahoshi-cl.com/
・リンパ浮腫専門サイト
https://nanahoshi-cl.com/lymph/
・まとめサイト
https://nanahoshi-cl.jp/
・インスタグラム
https://www.instagram.com/nanahoshi.cli/

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